百人一首です。

uduki-2492007-05-27

今日の1枚は最近、教室で描いたアマリリスです。

               百人一首56番
      あらざらむこの世のほかの思ひでに今ひとたびの逢ふこともがな   和泉式部
            
                57番
      めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月かな   紫式部
            
                58番
      有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする   大弐三位
            
                59番
      やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな   赤染衛門
            
                60番
      大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天の橋立   小式部内侍
            

今回の百人一首は女性作者が3人も出ました。56番の和泉式部(いずみしきぶ)の歌は死の予感で一途な恋心を歌ったもの。この世のほかののこの世は現世で、この世のほかは現世外、来世の事です。切実な女心ですね〜こんな女性に愛された男性はどんな人だったのでしょうか。60番の小式部内侍(こしきぶのないし)は和泉式部の娘です。